使えない国はどこ？LINEを海外から使う方法4選！旅行先でのトラブルを回避

本記事でわかること

私たちの日常生活に欠かせないコミュニケーションツールとなった「LINE」。海外旅行や出張の際にも、日本にいる家族や友人との連絡手段として利用したいですよね。

実は海外でもLINEは基本的に使えます。インターネットに接続できる環境さえあれば、メッセージのやり取りは可能です。
ただし、ここで重要なのは「どのようにインターネットに接続するか」という点。国際ローミングを使えばデータ通信ができますが、高額な料金が発生する可能性があるため注意が必要です。

今回は、海外でも安全かつ経済的にLINEを利用する方法について詳しく解説します！
海外旅行や出張の予定がある方、海外の友人とLINEでやり取りしたい方は、ぜひ参考にしてください。

LINEは海外でも利用可能！基本的な使用方法

冒頭でも触れたように、海外でもLINEは基本的に利用可能です。必要なのはインターネット接続環境だけ。
現地のWi-Fi、ホテルの無料Wi-Fi、あるいはスマホの国際ローミングなど、何らかの方法でインターネットに接続できれば、LINEアプリを起動してメッセージのやり取りができます。

ただし、インターネット接続に関しては後述するいくつかの注意点がありますので、必ず確認しておきましょう。

情報統制国ではLINEが使用できない場合も

「インターネットさえあればLINEが使える」というのは、LINEの利用自体が許可されている国に限ります。
中国、ロシア、北朝鮮などの情報規制が厳しい国々では、インターネットに接続できたとしても、LINEを含む多くの主要SNSが利用できない可能性が高いです。

たとえ何らかの方法で接続できたとしても、その国のルールに違反する行為となる場合もあるため、渡航前に現地の規制内容について調査しておくことをお勧めします。

LINEが使える国・使えない国一覧

各国におけるLINEの利用状況を以下の表にまとめました。日本人が主によく訪れる国々では、ほとんど問題なくLINEが使用できる傾向にあります。
ただし、中国、ロシア、北朝鮮などではLINEが完全に使用できず、UAE（ドバイ）やサウジアラビアなどではLINE通話機能だけが規制されている国もあるので注意が必要です。

	LINE利用	詳細
日本	〇	国内主要利用国
韓国	〇	普通に利用可能だが、KakaoTalkが主流
台湾	〇	LINE普及率が非常に高い
中国	×	VPNが必要（完全ブロック）
香港	〇	将来的な規制強化の懸念あり
タイ	〇	LINEが国内でも主流SNS
ベトナム	〇	問題なく利用可能
インドネシア	〇	LINE普及率は中程度
フィリピン	〇	Facebook Messengerが主流だが、LINE利用可
シンガポール	〇	通信環境も良好
マレーシア	〇	問題なく利用可
インド	〇	WhatsAppが主流。LINEも使用可
アメリカ	〇	通信良好だが、友人がいないと使わないことが多い
カナダ	〇	日本人同士の連絡手段として問題なし
メキシコ	〇	利用可能だが普及はしていない
イギリス	〇	日本人旅行者に支障なし
フランス	〇	通常利用可
ドイツ	〇	問題なし
イタリア	〇	利用可。WhatsAppが主流
スペイン	〇	問題なし
オーストラリア	〇	通信環境も良好で利用可
ニュージーランド	〇	特に問題なし
ハワイ	〇	アメリカと同様
サイパン	〇	米国領なのでOK
グアム	〇	米国領なのでOK
モルディブ	〇	通信環境によるがLINEは利用可
トルコ	〇	通信インフラが整っており問題なし
UAE（ドバイ）	△	LINE通話はブロックされる場合あり（VPNで回避可）
サウジアラビア	△	LINE通話が規制されることあり。VPN推奨
ロシア	×	政府による検閲あり／VPN必須
北朝鮮	×	一般利用不可

 

海外でLINEを使う際の注意点

海外でLINEを利用する際には、以下のような注意点があります。これらを事前に把握しておくことで、安全かつ経済的にLINEを利用できるようになります。

国際ローミングは高額請求のリスクあり

国際ローミングとは、日本の携帯電話会社が提携している海外のネットワークを利用できる通信サービスです。
日本国内で使用するデータ通信に比べて料金が割高な傾向にあり、普段と同じ使い方をすると予想外の高額請求を受ける可能性があります。

国際ローミングでLINEを使用する場合は、Wi-Fi接続を活用するなどの工夫が必要でしょう。

フリーWi-Fiをそのまま使用するリスク

「国際ローミングは高額になるからフリーWi-Fiを使おう」と考える方も多いでしょうが、無料Wi-Fiをそのまま利用するのはセキュリティ上あまり推奨できません。

海外の無料Wi-Fiも日本と同様に、セキュリティレベルが低く、通信内容を第三者に盗み見られる危険性があります。
フリーWi-Fiを利用する場合は、後述する「VPN」を経由して接続することをお勧めします。

VPNを使えば、ネットワーク上のプライバシーを保護し、より安全なインターネット接続が可能になります。

機内モード活用で料金対策

国際ローミングによる高額請求が心配な方は、スマートフォンを「機内モード」に設定すると安心です。
機内モードではモバイルデータ通信機能がオフになり、Wi-Fiなど接続中の回線のみでLINEが利用できるため、意図しないデータ通信の発生を防止できます。

また、機内モードはバッテリー消費も抑えられるので、海外でLINEのやり取り以外にスマホを使う予定がない場合は、積極的に活用するとよいでしょう。

機内モードをONにしてWi-Fiに接続する方法

機内モードをオンにしたままWi-Fiに接続する方法をご紹介します。AndroidとiPhoneそれぞれの手順を確認してください。なお、機種によって設定画面の表示が若干異なる場合があります。

Android端末の場合

AndroidでもiPhoneでも、画面上部から下にスワイプして表示されるメニュー（Androidはクイック設定、iPhoneではコントロールセンター）から機内モードとWi-Fiの設定が可能です。

 

海外でLINEを利用するためのインターネット環境確保法

海外でLINEを使うためには、安定したインターネット環境を確保することが重要です。
ここでは、以下3つの方法について特徴やメリット・デメリットを解説します。

海外でLINEを利用するためのインターネット環境確保法

なお、海外の空港やホテルで提供されている無料Wi-Fiを利用する方法もありますが、利用できる場所が限られていることやセキュリティ上のリスクがあるため、あまりお勧めできません。
安全にLINEを使うためにも、以下の方法から自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。

ポケット型Wi-Fiのレンタル

海外で使えるポケット型Wi-Fiを事前に日本でレンタルする方法です。

メリット

デメリット

これらの特徴を踏まえると、スマホやタブレットなど複数のデバイスでLINEを使いたい場合や、家族や友人との旅行で複数人が同時にLINEを使いたい場合には、ポケット型Wi-Fiが最適な選択肢となります。

海外で利用可能なポケット型Wi-Fiサービスは多数ありますが、当サイトが特におすすめするのは「グローバルWi-Fi」です。

200か国以上の国と地域での利用に対応しており、データ容量無制限プランも120か国以上で利用可能です。
全国の主要空港では出発当日のレンタルにも対応しているため、急な海外出張や旅行が決まった方でも安心して利用できます。

また、24時間365日のサポート体制も整っているため、時差があっても問題なく対応してもらえます。
料金は渡航先によって異なりますので、詳細は公式サイトでご確認ください。

＞＞＞【もっと詳しく】グローバルWi-Fi 公式サイト

海外で利用できるeSIMの契約

eSIMとは、スマートフォン端末に直接組み込まれている電子的なSIMカードのことです。
お使いのスマホがeSIMに対応している場合、海外で利用できる通信プランをオンラインで簡単に契約することができます。

メリット

デメリット

これらの特徴から、eSIM契約はeSIM対応端末をお使いの方や、現地からでも手軽に申し込みたい方に最適です。

最短で当日に開通させたい場合は、「Glocal eSIM」がおすすめです。

「Glocal eSIM」は160か国以上の国と地域で通信が可能で、国ごとに利用期間とデータ容量に応じた複数の料金プランが用意されているのが大きな特徴です。
自分のニーズに合ったプランを選べるため、無駄な料金が発生しません。

また、利用期間が終了すると自動的に解約となるため、帰国後の面倒な解約手続きも不要です。
キャンペーンによる割引が適用される場合もありますので、詳細は公式サイトでご確認ください。

＞＞＞【もっと詳しく】Glocal eSIM 公式サイト

利用中の携帯会社での手続き

現在契約中の日本の携帯電話会社が国際ローミングサービスを提供している場合、申し込み手続きをすることで海外でもそのまま通信回線を利用できます。

メリット

デメリット

これらの特徴を踏まえると、国際ローミングは料金が高くなりやすいため、短期間の海外滞在を予定している方に適しています。

携帯電話会社によって利用可能なデータ容量や期間などが異なりますので、まずは契約中の携帯会社のサービス内容を確認しておきましょう。
なお、渡航前の申し込みが必要なケースが多いため、時間に余裕を持って準備することをお勧めします。

「ahamo」などを利用すれば、日本の回線のまま海外でスマホを利用できるので、LINEも問題なく使うことができます。

＞＞＞【もっと詳しく】ahamo公式サイト

 

VPNで安全に海外LINEを楽しむ方法

先ほど少し触れましたが、VPN（Virtual Private Network）という通信サービスを利用することで、海外の無料Wi-Fiでも安全にインターネットを使用できます。

VPN接続によって海外の無料Wi-Fiが安全に利用できるということは、日本国内でも同様です。
海外でLINEを利用するだけでなく、さまざまな場面や場所で活用できるため、非常に便利なサービスといえます。

 

VPNを使ってLINEのブロックを回避する方法

VPN（Virtual Private Network）を利用することで、このアクセス制限を回避し、LINEが規制されている国からでもLINEを使うことができます。

VPNを使えば、スマホやPCなど端末を日本国内のサーバーを仮想的に接続します。
そうすることで、あたかも日本国内からアクセスしているかのように見せかけることができるというわけです。

 

中国など、LINEが使えない国からLINEを使う手順

実際に中国からLINEにアクセスする方法を、ExpressVPNを例に挙げて詳しく説明していきます。

1. VPNサービスに登録してアプリをインストール

ExpressVPNの公式サイトにアクセスし、「今すぐExpressVPNを購入する」ボタンをクリック。
案内に従って登録を完了させます。

2. VPNアプリを起動

登録後、デバイスに適したVPNアプリをダウンロードしてインストールします。
スマートフォンの場合は、各OSのアプリストアから「ExpressVPN」を検索してダウンロードできます。

3. 日本のサーバーに接続

アプリを開いたら、日本のサーバーを選択します。

複数の日本サーバーがリストされていますが、どれを選んでも問題ありません。
接続ボタン（通常は電源アイコン）をタップするだけで、自動的に接続が確立されます。

4. LINEを使う

VPNが日本のサーバーに接続されたら、LINEのサイトやアプリにアクセスします。
これで、中国など、LINEが使えない国からLINEを使えるようになります。

 

海外から安全にLINEが利用できるおすすめのVPN

LINEを海外から快適に利用するためには、信頼性の高いVPNサービスを選ぶことが重要です。
以下に、おすすめのVPNサービスを3つご紹介します。

おすすめのVPNサービス

これらのサービスはいずれも30日間の返金保証付きなので、安心して試すことができます。

1. ExpressVPN

ExpressVPNの特徴

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3ヵ月の無料期間が追加でもらえる！

ExpressVPN 公式サイト

 

2. NordVPN

NordVPNの特徴

＼ 30日間全額返金保証！／

NordVPN 公式サイト

 

3. Surfshark

Surfsharkの特徴

＼ 30日間全額返金保証！／

Surfshark 公式サイト

 

これらのVPNサービスはいずれも30日間の返金保証が付いているので、安心して試すことができます。

 

世界各国のメッセージアプリ事情

ここでは、世界各国で主に使用されているメッセージアプリをご紹介します。
日本と同様にLINEが広く普及しているのは台湾やタイくらいで、その他の国々ではさまざまなアプリが主流となっています。

海外滞在中に日本にいる家族や友人とやり取りする場合は引き続きLINEを使えば問題ありませんが、現地の人々とコミュニケーションを取る必要がある場合には、以下のアプリを活用するとよいでしょう。

LINEが人気なのは日本、タイ、台湾

	主要アプリ	利用状況
日本	LINE	圧倒的なシェア。 スタンプ文化やローカライズが強み
韓国	KakaoTalk	国内シェア95%以上。 LINEは1割程度
中国	WeChat	国内で最も利用されるアプリ。 多機能で生活インフラ化
台湾	LINE	日本に次ぐ普及率。 スタンプ文化が根付いている
タイ	LINE	東南アジアで最も普及しているメッセージングアプリ
インドネシア	LINE, WhatsApp	LINEの利用者数は減少傾向。 他のアプリとの競争が激しい
アメリカ	Facebook Messenger, iMessage	Facebook Messengerが主流。 iMessageはAppleユーザー間で利用される
ヨーロッパ	WhatsApp, Viber	WhatsAppが広く普及。 東欧ではViberが人気
ロシア	Telegram	セキュリティ重視のユーザーに支持される
中東	Telegram	表現の自由が制限された地域で特に人気
ベトナム	Zalo	国内発のメッセージングアプリとして広く利用されている

 

海外でのLINE利用に関するよくある質問

VPNを使って日本限定コンテンツを使うことは違法なのか？

VPNの利用自体は、多くの国で合法とされています。
ただし、以下の国々ではVPNの使用が制限または禁止されているので注意が必要です。

VPNの使用が制限または禁止されている国の例

これらの国以外では、VPNの使用は法的に問題とはなりません。
ただし、著作権で保護されたコンテンツへのアクセスに関しては、各国の法律や利用規約を確認することをおすすめします。

中国からLINEを使う際の注意点は？

VPN利用時の注意点

LINEを中国から使う際の最大の注意点は、VPN接続を維持することです。
途中で接続が切れてしまうとLINEが見れなくなるほか、セキュリティリスクも高まります。

LINEを中国から使うこと以外の他にVPNを使うメリットは？

VPNには、LINEへのアクセス以外にも多くのメリットがあります。

VPNを使うメリット

VPNは単なる地域制限回避ツールではなく、オンラインセキュリティとプライバシーを守る重要なツールとなっています。
また、NetflixやYoutube Premiumなどを格安で利用できるなどの裏技的な使用も可能です。

＞＞＞【もっと詳しく】VPNを個人利用するメリットや必要性は？VPNを使うべき理由を解説
＞＞＞【もっと詳しく】サブスクが安くなるVPNの活用方法！年間1万円以上のコストを節約

ヨーロッパでLINEは使えますか？

ヨーロッパの多くの国ではインターネットに接続できればLINEを問題なく利用できます。
ただし、セキュリティ面を考慮すると、VPNを利用して接続することをお勧めします。ヨーロッパはWi-Fi環境も整っている地域が多いため、比較的快適にLINEを使用できるでしょう。

海外でもLINE通話は利用できますか？

LINEの通話機能はインターネット通信を利用するため、インターネットに接続できる環境であれば海外からでもLINE通話が可能です。
ただし、UAE（ドバイ）やサウジアラビアなど、一部の国ではLINE通話機能が規制されている場合があります。

このような国では、VPNを利用することで規制を回避できる可能性がありますが、現地の法律やルールに違反する可能性もあるため、事前に確認することをお勧めします。

また、安定したWi-Fi環境でなければ通話品質が低下する場合がありますので、重要な通話の際は通信環境の良い場所で行うようにしましょう。

 

まとめ：海外でLINEを安全に使うならVPN接続がベスト！

海外でLINEを利用する方法は、基本的にはインターネットに接続するだけなので意外と簡単です。
しかし、無料Wi-Fiに直接接続することはセキュリティ上のリスクがあるため、必ず信頼性の高いVPN接続を経由して無料Wi-Fiに接続することをお勧めします。

また、国際ローミングを利用する場合は、日本国内の通常料金プランが適用されず、海外専用の料金システムとなるため、予想外の高額請求を受ける可能性があります。
国際ローミングを使用する際は、スマホを機内モードに設定し、不要なデータ通信を防止することで安心して利用できるでしょう。

海外旅行や出張の際には、この記事で紹介した方法を参考に、安全かつ経済的にLINEを利用して、大切な人とのコミュニケーションを楽しんでください。

特に信頼性の高いVPNサービスを利用することで、セキュリティリスクを最小限に抑えながら快適なLINE体験ができます。
渡航前に準備をしっかり行い、安心して海外での滞在を楽しみましょう。

VPNを利用するメリットのおさらい