本記事でわかること
- VPNを個人で利用するメリット/デメリット
- 個人がVPNを使うべき理由
- 個人向けのおすすめVPNサービス
- 無料VPNを使うリスクと問題点
インターネットの普及に伴い、個人のオンラインセキュリティやプライバシー保護の重要性が高まっています。
そんな中で注目を集めているのが、VPN(仮想プライベートネットワーク)の個人利用です。
この記事では、VPNの仕組みから個人利用のメリット、デメリット、そして具体的な活用シーンまでを詳しく解説していきます。
おすすめのVPNサービス一覧
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VPNとは?その仕組みを理解しよう
VPN(Virtual Private Network)は、直訳すると「仮想専用線」を意味します。
インターネットは本来、世界中に開かれたオープンなネットワークですが、それゆえにセキュリティ面での課題も存在します。
VPNを利用すると、あなたの端末とインターネットの間に専用のサーバーが介在し、その間の通信が暗号化されます。
これにより、通信の安全性が大幅に向上するというわけです。
個人でVPNを使うメリット5選
VPNの個人利用には、以下の5つの主要なメリットがあります。
個人でVPNを使うメリット
- フリーWi-Fi利用時のセキュリティ強化
- 海外から日本のコンテンツへのアクセス
- 日本から海外限定サービスの利用
- 航空券やホテルの格安予約
- サブスクリプションサービスのお得な利用
1. フリーWi-Fi利用時のセキュリティ強化
フリーWiFiでもVPNあれば安心に使えていいね〜
— かな🐣💙🇯🇵 (@10_kana_04) November 6, 2021
フリーWiFiにつなぐときは基本的に情報漏洩の危険があると考えた方がよいです。よって私もフリーWiFiを使うときは必ずVPNをオンにします。じゃなけ」ば使用しないほうが安全です😔
— numa_bito (@fuka___inuma) November 2, 2020
公共のWi-Fiスポットは便利ですが、セキュリティ面では大きなリスクを抱えています。
VPNを使用すると、通信が暗号化されるため、悪意ある第三者からの攻撃リスクを大幅に軽減できます。
特に、クレジットカード情報やログイン情報を入力する際には、VPNの使用が強く推奨されます。
2. 海外から日本のコンテンツへのアクセス
VPN契約して海外から日本の動画配信サイト見れるようにした❗❗❗
これで英語でもないタガログ語とかよく分からん言葉はオサラバじゃ。— risa (@risarisa63) May 6, 2020
日本のコンテンツサイトは海外アクセスを禁止しているところが多いということはあまり知られてないかもしれませんね。なので中国以外の国に滞在している人でも日本の「壁」を乗り越えるためにVPNサービス利用する人は結構います。
— けろっと (@kerotto) March 27, 2018
海外旅行中や長期滞在時に、日本の動画配信サービスやウェブサイトにアクセスできないことがあります。
VPNを使用して日本のサーバーに接続すれば、TVer、U-NEXT、Amazon Prime Video、Huluなど、日本国内限定のサービスを海外からでも利用可能になります。
>>>【もっと詳しく】海外から日本の動画やサイトを見る方法!おすすめVPNも紹介
3. 日本から海外限定サービスの利用
MBC(ウマチュンの放送局)はサイトから生放送が見られるんだけど、韓国の回線を使わないと海外からはアクセスできないので、リアタイ視聴には韓国のVPNを繋いで見る方法になります。放送終了後にyoutubeにパフォーマンス動画もあがります。
— お か (@okaokaoka_422) December 7, 2023
逆に、日本にいながら海外限定のコンテンツにアクセスしたい場合もVPNが役立ちます。
例えば、アメリカや韓国の動画配信サービスで公開されている作品を視聴したり、各国の現地番組を楽しんだりすることができます。
語学学習や海外文化への理解を深めるのにも活用できるでしょう。
>>>【もっと詳しく】韓国MBC「ウマチュン」日本から見る方法!リアタイ方法も紹介
4. 航空券やホテルの格安予約
旅行関連サイトでは、アクセス元の位置情報に応じて価格設定を変えていることがあります。
VPNを使って物価の低い国からアクセスすることで、航空券やホテルをより安く予約できる可能性があります。
南米、東南アジア、アフリカなどの国々のVPNサーバーを利用すると、大きな節約につながることもあるでしょう。
5. サブスクリプションサービスのお得な利用
YouTube Premium、Netflix、Spotify、Apple Musicなど、グローバル展開しているサブスクリプションサービスは、国によって料金が異なります。
VPNを使って物価の安い国からアクセスすることで、これらのサービスをより安く利用できることがあります。
特に、トルコ、インド、フィリピンなどの国を経由すると、大幅な節約が可能です。
>>>【もっと詳しく】サブスクが安くなるVPNの活用方法!年間1万円以上のコストを節約
VPNを利用するデメリット
VPNには多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。
主なデメリットは以下の2点です。
VPNを利用するデメリット
- 利用料金がかかる
- 通信速度の低下
1. 利用料金がかかる
信頼性の高いVPNサービスは有料のものが多く、月額500円〜1,100円程度の費用がかかります。
無料VPNも存在しますが、セキュリティやプライバシーの面で問題があることが多いため、おすすめできません。
ただし、有料VPNのメリットを考えると、この程度の費用は決して高くないと言えるでしょう。
安全性とサポートを考慮すれば、月額300〜400円程度で利用できるVPNサービスは十分にコストパフォーマンスが高いと言えます。
2. 通信速度の低下
VPNを使用すると、通信がVPNサーバーを経由するため、多少の速度低下は避けられません。
動画視聴やオンライン会議などで支障が出る可能性もあります。
しかし、NordVPNやExpressVPNなどの大手VPNサービスであれば、速度低下は最小限に抑えられています。
実際の検証でも、動画視聴やWeb会議で問題が生じるほどの速度低下は見られませんでした。
VPNを使う主な理由|DIGITAL INFORMAITION WORLDの調査結果を共有
DIGITAL INFORMAITION WORLDが、VPNを使用している515人を対象に行った調査結果によると、主なVPNの利用理由は以下の通りとなっています。
オンライン全般のプライバシー強化が一番の利用理由
- オンライン全般のプライバシー強化:47%
- ネットサーフィンのプライバシー保護:43%
- 公共Wi-Fi利用時の通信保護:40%
- 安全な通信の実現:32%
- 地域制限の回避:31%
- ISPへのネット利用情報共有防止:22%
- 国別価格差のあるサービスの安価利用:18%
※出典:https://www.digitalinformationworld.com/2020/02/vpn-myths-and-misconceptions.html
これらの理由は、先に挙げた5つのメリットとも密接に関連していることがわかります。
個人向けのおすすめVPNサービス
以下に、個人向けのおすすめのVPNサービスを3つご紹介します。
おすすめのVPNサービス
- ExpressVPN:最高速のサービスを提供する業界トップクラスのVPN。安定した接続と優れたセキュリティが特徴。
- NordVPN:機能と価格のバランスが良い大手VPNサービス。多彩な機能と使いやすさが魅力。
- Surfshark:コストパフォーマンスに優れた老舗VPNサービス。価格を抑えつつ、高品質なサービスを提供。
1. ExpressVPN
ExpressVPNの特徴
- 業界最大手の高速VPN
- 優れた速度と品質を求める方に最適
- 24時間365日のチャットサポート
- 世界中に多数のサーバーを展開
\【VPN BOX特典】/
3ヵ月の無料期間が追加でもらえる!
2. NordVPN
NordVPNの特徴
- 価格とサービスのバランスが取れた大手VPN
- 高度なセキュリティ機能
- ユーザーフレンドリーなインターフェース
\ 30日間全額返金保証!/
3. Surfshark
Surfsharkの特徴
- コストパフォーマンスに優れたVPN
- 価格重視の方におすすめ
- 無制限の同時接続デバイス数
\ 30日間全額返金保証!/
これらのVPNサービスはいずれも30日間の返金保証が付いているので、安心して試すことができます。
無料VPNを使ってもいい?VPN利用時の注意点を解説
個人でVPN利用を考えた際、無料で使えるVPNの利用が魅力的に感じるかもしれません。
しかし、これには重大なリスクが伴います。
ここでは、無料VPNを使用するリスクや問題点をについて詳しく解説します。
無料VPNを使用するリスクや問題点
- セキュリティの脆弱性
- プライバシー侵害の可能性
- 接続速度の低下
- サーバー選択の制限
- カスタマーサポートの不足
1. セキュリティリスクの増大
無料VPNサービスの多くは、十分なセキュリティ機能を備えていません。
これにより、以下のような危険性が高まります。
無料VPN利用によるセキュリティリスク
- マルウェア感染のリスク
- ハッキングされやすい脆弱な暗号化
- データ漏洩の可能性
2. プライバシー侵害の危険性
無料VPNの中には、収益を得るためにユーザーのデータを第三者に販売するケースがあります。
無料VPN利用によるプライバシー侵害の危険性
- 閲覧履歴が広告主に売却される可能性
- 個人情報が不正に利用されるリスク
- プライバシーポリシーが不透明なサービスが多い
3. 通信速度の著しい低下
無料VPNサービスでは、以下のような理由で通信速度が大幅に低下することがあります。
無料VPNの通信に関する問題点
- 帯域幅の制限
- サーバーの混雑
- データ使用量の上限設定
これらの要因により、動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードに支障をきたす可能性が高くなります。
4. 利用可能なサーバーの制限
無料VPNは、有料サービスに比べてサーバーの数や設置場所が限られています。
無料VPNのサーバーに関する問題点
- 日本のサーバーが少ない、または存在しない可能性
- 特定の地域からのアクセスができない
- サーバーの切り替えオプションが限定的
これらの制限により、特定のサービスへのアクセスが困難になる場合があります。
5. カスタマーサポートの欠如
多くの無料VPNサービスでは、十分なカスタマーサポートが提供されていません。
無料VPNのサポートに関する問題点
- 技術的な問題が発生した際の対応が遅い
- 24時間サポートがない
- 問題解決のためのリソースが限られている
これらの要因により、VPN使用中に問題が発生した場合、ユーザーは自力で対処せざるを得なくなります。
快適にインターネットを利用するためにも、信頼できるVPNサービスを利用した方が良いでしょう。
VPNを個人利用する際によくある質問
VPNは違法ではないのですか?
VPNの利用自体は、多くの国で合法とされています。
ただし、以下の国々ではVPNの使用が制限または禁止されているので注意が必要です。
VPNの使用が制限または禁止されている国の例
- 中国
- ロシア
- ベラルーシ
- トルクメニスタン
- 北朝鮮
- イラク
など
これらの国以外では、VPNの使用は法的に問題とはなりません。
ただし、著作権で保護されたコンテンツへのアクセスに関しては、各国の法律や利用規約を確認することをおすすめします。
無料VPNと有料VPNの違いは何ですか?
無料VPNは、セキュリティやプライバシーの面で問題があることが多く、通信速度も遅い傾向にあります。
有料VPNは、より高度なセキュリティ、安定した通信速度、豊富なサーバー、充実したカスタマーサポートなどを提供しています。
VPNを使うとインターネットが遅くなりますか?
VPNを使用すると多少の速度低下は避けられませんが、高品質なVPNサービスを使用すれば、日常的な使用に支障をきたすほどの遅延は発生しません。
VPNは常時接続する必要がありますか?
常時接続する必要はありません。
しかし、公共Wi-Fiの利用時や機密性の高い情報をやり取りする際には、VPNを使用することをおすすめします。
VPNを使用しても完全に匿名になれますか?
VPNは高度なプライバシー保護を提供しますが、完全な匿名性を保証するものではありません。
VPNプロバイダーの選択や、他のプライバシー保護ツールとの併用が重要です。
まとめ:VPNの個人利用で得られるメリットと注意点
VPNの個人利用には、セキュリティ強化やコンテンツアクセスの自由度向上など、多くのメリットがあります。
一方で、利用料金や通信速度の低下といったデメリットも存在します。
VPN個人利用の主なポイント
- セキュリティ確保、海外コンテンツへのアクセス、サブスクの格安利用などが主なメリット
- 利用料金と通信速度の低下がデメットだが、大手サービスなら影響は最小限
- フリーWi-Fi利用者、海外滞在者、海外サービス利用希望者、サブスク節約希望者におすすめ
VPNの利用を検討する際は、自身のニーズや利用目的をよく考え、適切なサービスを選択することが重要です。
セキュリティとプライバシーを重視するなら、無料サービスは避け、信頼できる有料サービスを選びましょう。
多くのVPNサービスが無料トライアル期間や返金保証を設けているので、実際に使用してみて自分に合うかどうかを確認することをおすすめします。
おすすめのVPNサービス一覧
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